【家計を紐といていくと…】マトリョーシカのようにブラックボックスが!?
【Money*セラピー】とは、現実の生活にありがちな<お金と感情のいびつな関係性>の根っこに迫り、あなたらしい暮らし方を引き出し、金銭トラブルなどで傷ついたココロを癒すためのコンテンツです。
簡単なワークや質問などを通じ、親から無意識に学び取った金銭教育や過去のマネートラブルなど誤ったお金のとらわれから解放され、あなたらしくお金とつきあう自信を取り戻す一助となることを目指しています。
― 目 次 ―
■家計支出の把握はまるでマトリョーシカのようです
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの海老原政子です。
ご相談者と話をしながら家計収支を見ていくと、何に使ったかわからない大きな金額、ブラックボックス的支出が現れることがあります。
ブラックボックスの中に光を差しこむべく、ヒアリングやメールでの質疑応答を重ねていくと…ブラックボックス的支出の一部が明らかになる過程で、マトリョーシカのように新たなブラックボックスが再び現れるのです!
家計支出でよくあるブラックボックスや妻のへそくり取り崩しで困ること
よくあるブラックボックス的支出、元OL妻が陥りやすい家計管理のNG例としてこんなケースがあります。
・夫から毎月生活費を渡され、そのお金で家計やりくりをしているため生活費以外の支出がわからない。
→生活費やりくりに集中するあまり、住宅ローンなどほかの支出は夫の口座から引き落とされていて、そもそも家計全体を把握していないこと。全体の貯蓄推移はまったく見ていないことにご相談者(妻)は気づきます。
・妻が自分の買い物は自分のクレジットカードで支払っている。
→妻個人の支出は別会計となっており家計収支から漏れていること(夫も同様)。そのため、節約しているつもりでも自身の貯蓄取り崩しを考えると実質的な家計赤字に陥っている。その結果節約しているわりに貯蓄が増えないことにご相談者は気が付きます。
・家計管理は妻、夫小遣い制のご家庭。月の途中で小遣いがなくなることも多く、妻は都度追加のお金を渡しています。月末までに生活口座残高が残り少なくなり、ほかの口座から不定期に補てんをしていて、通帳の数字と家計収支の関係がつかめない状況が続いている…
→生活口座残高から家計収支の把握ができない状態であることをご相談者に話したうえで、生活口座のお金の出し入れ額・タイミングをルール化し、実践していくこと。それ以外の口座の役割を決め、不定期の資金移動をやめるところからスタートしていただくことに。現状把握するためにも準備が必要ということですね。
ブラックボックスの背景にはメンタルが影響を与えていることも…
こうした家計ブラックボックスにはさまざまなタイプがあります。
単なる「うっかりミス」ならいいのですが、
✔家族関係や職場の人間関係などが隠れた原因となって浪費に走っている
✔趣味に逃げている(趣味のために使うお金には糸目をつけない)
など「メンタル」に原因をもつものも少なくありません。心に起因する気づかぬ浪費性向の改善にはご本人の気づきがたいへん重要です。抵抗する気持ちが生まれやすく、最初の方針の立て方や進捗の確認には細心の注意が必要だと常々感じています(ご相談者を追い込まないように…と思っていても難しいです…)。
しかし、ブラックボックスの中身を突き詰めていく作業には素晴らしいメリットがあります!
家計収支の正確性がアップすることはもちろんですが、それ以外にも
・家計支出を把握する手順がつかめてくる
・家計支出の優先順位を自ら考えるようになってくる
など【財布のヒモがゆるくなるポイント】に自ら気づき、【お金の使い方をコントロールするコツ】を体得できるようになります。手間はかかりますが、ご相談者が得る気づきもまた大きいのです。
気づくことであなたの行動が変わり、行動の変化が家計改善の大きなチカラになります!
たいへんおこがましい書き方かもしれませんが・・・
「魚を与えるのではなく、魚釣りの方法をお伝えする」
家計相談を契機に、こうした釣り名人が一人でも多く生まれることを願ってやみません。
「Q.あなたの家計にブラックボックスがないと言い切れますか?」
【参考記事】
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