【働けなくなって困ることと言えば…】『就業不能保険』って、どんな保険なの?
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの海老原政子です。
みなさんの生命保険のイメージは、どのようなものでしょう?
― 目 次 ―
■働けなくなって困ることと言えば…
生命保険に抱く一般的なイメージ。
それは「亡くなったときや入院・手術のときに保険金(給付金)がもらえる」ではないでしょうか。
しかし、就業不能保険は違います。
病気やけがをして<働けなくなった場合>に給付金が受け取れる商品です。
たとえば、
脳疾患で倒れ長期療養の末退院できたものの、前と同じ働き方はできず配置転換となる。しかし、どうしてもなじめずに転職したものの、世帯収入が大幅に減ってしまう…。
人生いろいろです。なんでこの自分に!といったことが起こり得ます。
入院療養する間、サラリーマンだったら健康保険から一定期間は“傷病手当金”が出ますが、それも、(同一の傷病について)支給を開始した日から最長で「1年半」です。傷病手当金のない自営業の方にとっては事態はより深刻で、翌月の生活にも響くかもしれません。
収入がない状態でもっとも困るのが、住宅ローンの支払いなど月々の住居費や光熱費といった固定支出です。
とくに住宅ローンの毎月返済額は高額です。入院日額1万円(支払限度日数60日)といった医療保険では、長期にわたりローンを返済していくことは到底できません。
■団体信用生命保険(団信)ではリスクヘッジできない
わざわざ保険に入らなくても「団体信用生命保険(団信)があるじゃないか」。
そう考える方がいらっしゃるかもしれませんが、病気やけがをして<働けなくなった場合>弁済(※1)されるのでしょうか?
住宅ローンを組む際にほとんどの方が団信に加入されると思いますが、ワイド団信など特殊なものを除き、ローンが代位弁済されるのは住宅ローン契約者が死亡や高度障害状態になったとき「だけ」です。
通院治療や投薬による経済的負担に加え、転職(退職)で収入減ともなれば、毎月の住宅ローン返済は大きな負担です。アヒルさんで有名な保険会社のTVCMでも、入院したご主人に奥様が詰め寄るシーンがありましたよね。
こうしたリスクへの備えとして、『就業不能保険(就業不能所得補償保険)(※2)』が今、アツいのです。生命保険各社で商品開発・保障内容の改定が進んでおり、商品選択肢が増えています。
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団信で得られた死亡保障分、加入中の生命保険を減額する。
その結果減った保険料で、給付金月10万円の就業不能保険に新規加入する。
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などでリスクヘッジする方法もあります。
気になる方は、「就業不能保険」でネット検索してください。
長期療養への備えは、生命保険だけではありません。
貯蓄や夫婦2馬力で働くなどさまざまなリスクヘッジの方法があるでしょう。
ご家族の働き方や家計全体から見たリスク管理も家計相談でお話しています。
お気軽にお問い合わせくださいね。
【参考記事】
長患いが家計にダメージを与える前に考えたいこと
※1代位弁済とは…債務者に代わり保証人が債権者へ債務の弁済を行う行為のこと。
※2住宅ローンサポート保険など専用商品もあります。また、こうした商品の多くは、うつなど精神性疾患は給付対象外となっています。がん保険などと同様、加入後一定の間免責となる<支払対象外期間>があります。支払い条件にも十分ご注意ください。
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