【お客様の声】物入りが続き現預金が大幅減少…確定拠出年金の運用も気がかり

プロフ画像こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの海老原政子です。

毎日暑いと朝からエアコンもフル稼働!電気代が気がかりな人も少なくないと思います。

今回のご相談者(女性)は、おっとりして優し気な風貌に似合わず(失礼!)行動力のある方で、初回アドバイス後、すぐに【光熱費】と【通信費】の見直しに着手していただきました。

面談後のご感想もとても前向きで、ほっと一安心です。

「不安」をそのままにしない。家計の「見える化」の大切さにあらためて気づかされた面談でした。お客様から感想をいただきましたので、さっそくご紹介させていただきます。


※お客様より掲載のお許しを得て公開しています

ご相談者は、パート勤務とご自宅でのワークショップなどたいへん忙しく過ごされている、ご夫婦2人暮らしの奥様です。自家用車の購入など数年前から何かと物入りが続いており、「将来にむけて資産を増やすことを考えたい」と来室されました。

事前に送っていただいたヒアリングシートを拝見して、確定拠出年金残高と現預金のアンバランスさにまず目がいきました。また、現在御借入れの住宅ローン金利から借り換えのご提案をさせていただきました(大きな金額の固定費から下げる。家計改善の王道です)。

また、ご主人の年代から鑑みて(確定拠出年金資産の)運用ファンドのリスクがかなり高めに思えたことから、金融資産全体でリスクをコントロールする重要性についてもお話させていただきました。

■将来は誰にも予測できません!定年が射程距離に入ってきたら、確定拠出年金資産のリスクの見直しを行いましょう

今回のご相談に限らず、確定拠出年金制度を採用する企業が近年増えてきました。
これまでは退職金は企業任せで、年金額が確定“給付”だったものが、確定“拠出”という、将来いくら果実が得られるかわからない可変する年金資産へと変わりつつあります。

その一方で、投資教育がいきわたらないままだと、投資配分の比率調整(リバランス)や、退職年度に合わせて高リスク商品から低リスク商品へと銘柄変更(スイッチング)しないまま、リスク性資産を保有し続けている方も少なくありません。

もちろん、お金自身に働いてもらう投資行為を否定するつもりはありません。世帯で保有する現預金など元本が確保された資産残高が大きい場合は、確定拠出年金資産(の一部)を高リスクで運用する考えもあります。

しかし、定年退職が視野に入る年代になると、資産を「増やす」より「守る」ことが重要になってきます(かなり前のことですが、退職金の大部分を安全だと言われていた電力会社株に投資して損害を被った方をみなさんは覚えていらっしゃいますか?)。

退職金は、セカンドライフの生活資金の最後の砦です。
手元資金が十分確保されていない場合は、定年後に必要なお金を徐々に安定資産へシフトしていくべきだと私は考えます。老後の暮らしに必要なお金をかけてまで資産運用すべき理由を、あなたは見いだせますか?

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前置きが長くなりましたが、お客様の声をご紹介させていただきます。

■お客様の声

ご相談のテーマ
「無駄な出費を減らし、将来にむけて資産を増やしたい!」

【ご家族構成】夫(40代・会社員)、妻(40代・パート/自営)

(事前にお送りした私からの「3つの質問」にご回答いただいた内容になります。)

Q1 今回家計相談を受けたいと思った、一番の理由は何ですか?

昨年から支出がふえて、家計がうまく回らなくなっていると感じたから。

Q2 今回の家計相談で得た気づき、今後の家計管理で実行したいことなどを教えてください。

(今回面談をきっかけに)住宅ローンや生保を見直したり、電気料金や通信費など流動的なものも少し意識して、ときおり見直すようにしたい。月末(預金)残高も意識するようにしてみます。

Q3 あなたが誰かに私を推薦するとしたら、どのように勧めますか?

「親切・丁寧・細やか」な対応をしてくれる。
問題点をきちんと伝えてくれて、その対策も提案してくれるのが良かった。
焦らせたり、おどかしたりしないので(?笑)安心できる。

 

>K様
この度は掲載のご快諾をいただき、ありがとうございました!
初回の面談後すぐにいただいたメール中の

「今日はあの後仕事だったのですが、帰宅後すぐに携帯電話会社に電話して契約を確認しました。近々通話料の解約に行きます^_^」

との言葉に、ご自身で仕事をされている方の持つ決断力・行動力の一端を垣間見た気がしました。
また、非常に前向きに今回の面談を受け取っていただけた次の言葉に

「なんとなくモヤモヤっとしていたものが、はっきり数字として現れてビックリしたものの、今後どうしていけば良いかも分かったので、絶望的にならずにすみました。

参考資料も活用させてもらって、地道に光熱費、通信費、ローンなど、私の働き方もよりよくなるよう見直して行きたいと思います。

保険もいつまでもかけていくものではないんだど、、、考え方が変わりました。」

家計全体を俯瞰して、課題の発見やより良い選択肢のご提案をするファイナンシャルプランナー(FP)の仕事の醍醐味をあらためて感じました。

お忙しいとは思いますが、くれぐれもご無理のないようお気をつけくださいね。
この度はありがとうございました。