【お客様の声】細かく袋分けすることが必ずしも良いことではないとわかりました
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの海老原政子です。
6月はボーナス月ですね。みなさんは、この夏のボーナスをどのように使う予定でしょう?
毎月の家計やりくりが厳しく結局ボーナスが残らないといったご家庭では、むしろボーナスから半年・1年単位の予算をとり、毎月の生活費と切り離して管理することで家計やりくりがしやすくなるケースがあります。
初回アドバイスをもとに、面談後すぐ行動を起こしてくれたお客様から感想をいただきました。
さっそくご紹介させていただきますね。
※お客様より掲載のお許しを得て公開しています
今回ご相談者は、双子のお子様をもつワーママさんです。
以前から「袋分け家計管理」をされていたのですが、急に入用になったときなどに他の費目の袋からお金を融通してしまうことも少なくなかったそうです。
生命保険や通信費、光熱費などの見直しはある程度進んでいたため、メルマガでもお伝えした、被服費やレジャー費などはざっくりと<半年単位で予算を立て>、逆に、以前別に予算を立てていた食費や日用品・雑費などはひとくくりにしたうえで<週予算を意識した現金会計>の実践をご提案させていただきました。
― 目 次 ―
■「結局ボーナス残らなかった…」ではなく、はじめにボーナスから「生活費の一部を予算化」しましょう
サラリーマン家庭の場合、多少変動はあるものの毎月のお給料と半年に一度のボーナスが見込めます。
家計収支が赤字で貯蓄を切り崩しているケースでは、毎月大なり小なり家計赤字が出てボーナスでリセット!を繰り返すご家庭が少なくないと思います。
定常的に家計赤字に直面していて、メンタル的にも厳しい状況と言えるのではないでしょうか。
人は常に合理的に行動しているわけではありません。
感情や身体状態によっては、ムダ遣いや高い買い物をしてしまうことが起きがちです。
ネガティブな家計管理はつらく、長続きしません!
ポジティブにお金とつき合う工夫が必要です。
たとえば、帰省費用やお子さんの夏の衣料などを毎月の支出と捉えてしまうと、あっという間にその月の収支は赤字に転落してしまいます。「あ、今月もう赤字になっちゃった…涙」となったその後に、果たして同じモチベーションで節約を続けられるでしょうか?
それくらいなら、頻繁に買う生活必需品や食料、月々必ず発生する固定費や光熱費、通信費だけを毎月の家計管理の対象としましょう。
あらかじめ貯蓄したい額は除いたうえで、慶弔費や臨時出費や数年に1度の火災保険保険料などのほか、被服費やレジャー費、車の買い替えに備えた積立などは【はじめから】ボーナスを充てると決めてしまうのです。
毎月の家計収支からこうしたお金を切り離し、家計収支が黒字化すれば気落ちしなくてすみます。
家計管理への自信を取り戻すことができ、日々の節約にも前向きになれるのではないでしょうか。
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前置きが長くなりましたが、お客様の声をご紹介させていただきます。
■お客様の声
ご相談のテーマ
「家計赤字で貯められない!ボーナスで生活費の不足を補てんするのがもう限界に!」
【ご家族構成】夫(40代・会社員)、妻(40代・会社員)、お子様ふたり(13才・13才)
(事前にお送りした私からの「3つの質問」にご回答いただいた内容になります。)
Q1 今回家計相談を受けたいと思った、一番の理由は何ですか?
赤字家計を黒字家計にするヒントが欲しかったので。
Q2 今回の家計相談で得た気づき、今後の家計管理で実行したいことなどを教えてください。
細かく袋分けする事が必ずしも良いことではないことがわかりました。
変動する支出を5週に分けて管理する方法が気に入りました。
また、衣服費等はボーナスで予算を組むのは思いつかなかったのでヒントもらえて良かったです。
Q3 あなたが誰かに私を推薦するとしたら、どのように勧めますか?
細かく診断した上で具体的にどうしたらよいのか提案してくれるので、
家計改善の的確なアドバイスをしてくれ、
またアフターフォローまでしっかりサポートしてくれるFPです。
>M様
この度は掲載のご快諾をいただき、ありがとうございました!
初回の面談からわずかひと月の間に、できるところから実行を重ねていった行動力に脱帽しました。
2度目のご面談を前に送られてきた改善された家計シートを拝見して、「きっとやりくりがうまくいく!大丈夫だ!」と感じました。
これから夏休みに入ることで難しい局面もあるかもしれません。
しかし、「(底値買い・まとめ買い)こういうことが私スキなんだなーと思いました」という一言。ポジティブな言葉が心に残っています。
まずは、来年のお子様の高校受験に向けた資金準備ですよね!
今回家計相談をきっかけに、マネー美人への道を着実に歩んでいかれると信じています。
この度はありがとうございました。