【お客様の声】毎月の家計の交換日記で家計管理の意識づけが変わった

プロフ画像こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの海老原政子です。

今回ご紹介する方は、<年間プラン(家計見守りプラン)>で継続して来室している女性。

専門職からサロンオーナーへの転身に伴い、収入の内訳ががらりと変わる中、ご主人との生活費の話し合いに折り合いがつかずにお困りのご様子でした。

毎月の貯蓄切り崩し額を知ることが家計改善への第1歩

毎月の給与がなくなると、当然ですが、貯蓄を切り崩しての生活になります。
ご来室当時は、失業手当(雇用保険の失業給付金)の給付も済んでいて今の貯蓄が“頼みの綱”の状態でした。

<毎月どれくらいの貯蓄切り崩しがあるか>
言い換えれば<あと何カ月貯蓄がもつか>の把握が必要でした。

面談後に世帯の預金残高の確認をお願いしたところ、通帳記帳がないまま長期間経っていたため「おまとめ記帳(取引ごとの明細がなく合計記帳になること)」の口座がありました。

脱線しますが、弁護士の知人によると、法的な債務整理(「任意整理」「民事再生」「自己破産」)をしているとよく「おまとめ記帳」のケースがあるそうです。家計を振り返るゆとりがないことがうかがわれました。
注)取引履歴は金融機関に問い合わせると取り寄せできます

毎日の暮らしに精一杯な人ほど「見たい現実だけを見たい」傾向があります。
私の元職場の同僚(今は生活は安定しています)によると、お金がない時ほど「今日は…明日は…」と考えて“先のことは考えない”ようになるのだそうです。

頭の中はそうすぐには切り替えられません!
来室いただいたご相談者に寄り添い、<現実をみつめる勇気が出るのを待つ>こともファイナンシャルプランナー(FP)の仕事、また、継続相談の妙味だと感じています。

今どうなっているのか、これからの暮らしはどうなるのか…。
不安をひとりで抱えた状態であれば、なおさら混乱の度合いは深まります。

時間が経つことで、できることができなくなるケースもあります。選択肢が少なくならないうちに、文字通り一日でも早く、行政機関の相談窓口や近くの専門家に相談なさることをおすすめします!
※「地域名 生活困窮者自立支援」で検索すると自治体の窓口等を探すことができます

手を動かすことで得られる気づきが大切です!

さて、本題に戻りましょう。

(無意識に)家計の現実を知りたくないとする心情。私も「無理のないことだ」と思いながら、ただ現状把握をしないままで家計を立て直す方策を提案することはできません。また、ご相談者が手を動かしていくなかで気持ちの整理がつく、改善点に気づく。そんなことも少なくありません。

通帳記帳さえできればどなたにも簡単にまとめられて、家計の現況が見える化(数値化)できる「口座残高一覧表」は、その意味でもピッタリなんです。

幸いなことに、今回のご相談者はとても素直にお願いしたことを実行してくださる方でした。

そこで、「口座残高一覧表」の更新に加えて、いつもご相談者自身に作成や更新をお願いしている「家計支出明細」シート(↓)の雛形をわたしのほうでまとめ、毎月やりとりさせていただくようにしました。

名付けて、「家計の交換日記」です(笑)

【家計の交換日記の毎月の流れ】

(月初)先月分の家計支出内訳を記入するシートをお送りする<FP>

 ↓ ↓ ↓

(月中ぐらいまでに)記入したシートを返送する<ご相談者>

 ↓ ↓ ↓

(月中ぐらいまでに)シートの感想や改善ポイントを返信<FP>

※この繰り返しになります

たとえば、ある月の私からの返信メールでは・・・

●月の家計明細
お書きいただいたように、被服費やペットなどご自身以外の出費に加えてダイエット食品もあり増えてしまったようですね。

○万近い支出増のうち、

〉    日用品 ¥**,***
〉    趣味・娯楽 ¥**,***

こちらの明細も気になりました。
レシートの保管と次回ご持参をよろしくお願いします!

通信費もできればもう少し下がればと・・・

こんな感じで気づいた点を書くと同時に改善された点なども書き落とさないようにしています。

定期的な面談とメールフォローで、家計改善の道を一緒に少しずつ歩いていく<年間プラン>

寄せられたご感想から継続相談のよさがじんわりと伝わってきて、私自身も前に進む勇気をいただきました!
ご縁に感謝したいと思います。


※お客さまより掲載のお許しを得て公開しています

■お客様の声

ご相談のテーマ
「サロンオーナーへの転身で収入大幅減。夫と生活費の話をしても折り合えない!今後の家計をなんとかしたい!!」

これまでは(夫に)何度お願いしても聞き流されていたのに、
「家計のプロが本当にこのままではまずいと言っている」
という説得によりやっと本気になってくれたのだと思います。

(中略)

これまでも家計簿はざっくりとつけていたのですが、振り返りは全くしていませんでした。
ですが今回、第三者の眼で診断していただき痛いところをついてもらうことで、かなりの意識づけができたと思います。預金残高を毎月チェックすることで、さらに緊迫感が?!
フォロー期間が終わっても、頑張って家計簿つけと通帳記入はしていこうと思ってます。

初めてお会いしてからほぼ9カ月ほど経ちましたが、寄せられたご感想の最後の言葉に私も感慨ひとしおです。

>N様
サロン経営と専門職の掛け持ち、子育て等お忙しいと思いますが、ご家族と一緒に乗り切っていってくださいね。ずっと応援しています!!

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